音楽室における鑑賞環境の簡易的な改善の試み


 2004年11月に行われた研究授業と関連して、音楽室の鑑賞環境の改善に取り組みました。

音楽室の鑑賞環境の問題
 音楽室で映像を鑑賞する場合、備え付けのテレビを利用することが多いと思います。学校によっては複数のテレビが設置されている場合もあるでしょうが、本校は1台のテレビしかありません。そのため、見えにくい席をどうしてもつくってしまいます。席を移動させれば済む問題かもしれませんが、わずらわしさはありますし、授業の流れが中断されてしまうという問題もあると思います。さらに、時間帯によっては外からの日差しの影響でテレビ画面の照り返しがあり、ほとんど見えないこともあります。そこで、学校で新たに購入されたプロジェクターを利用し、鑑賞環境の改善を試みることにしました。
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写真中央のテレビを前に移動させ、鑑賞させていました。

プロジェクターの利用
 新たに購入されたプロジェクターは、これまでのものと比べかなり小型で持ち運びがしやすいものです。スクリーンはすでに音楽室に備え付けのものがあり、これを利用しました。このことにより、音楽室前面で大画面で映像が映し出せることができました。

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これで、教室のどこからでも映像をよく見ることができます。

 さらに、ステレオシステムとつなげることにより、迫力の大音響で鑑賞できるようになり、音響面でも改善されました。(これまでは、テレビのスピーカーでした。)
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わかりにくいですが、右のステレオシステムと左のビデオデッキをつなげています。

パワーポイントの利用
 プロジェクターを利用できる環境を整えることにより、パワーポイントを利用した授業の展開も可能になりました。これまでに、ロマン派(ショパン、オペラ等)、近代の音楽(ラヴェルのボレロ)、現代の音楽(ライヒ等)、スメタナ「ブルタバ」、雅楽「越天楽」、箏「六段の調」、音階について、パートと演奏形態についてなどの授業でパワーポイントを使い授業を展開しました。
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このように、生徒の書いたレポートを授業で利用することも可能です。

西日対策
 本校は山の西側斜面、海に開けた場所にあり、午後になると強い西日が容赦なく射し込んできます。音楽室にはカーテンはありますが遮光カーテンではなく、午後からプロジェクターを利用すると見えにくい状態が起こりました。ダンボールを窓にはるなどの対策をしましたが、最終的にパソコン室の遮光カーテンを借りることで解決しました。

生徒の反応
 生徒たちは、総合的な学習などを通じてパソコン技術に大変興味を持っています。そのため、パワーポイントを使うことによって、より興味関心を引き出すことができたと、生徒の反応から感じます。ビデオ鑑賞に関しても、「見えない」「見えにくい」といった反応はなくなり、以前に比べ顔を上げて鑑賞するようになったと思います。
 生徒の学習理解度を上げる点では、パワーポイントの内容を工夫するなど、まだまだ改善が必要ですし、先生から生徒への一方通行の授業になりがちなので、授業の展開をよく考えた上で利用する必要があると思います。
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全体的に見ると、このような感じ。一番最初は配線を考えるのに苦労しました。

(2007年7月15日 最終更新)