教会には、そこを大切な神との出会いの場として、またそこに集う人々との出会いの場として慈しみ、
守られる人々が来られます。私たちの小さな教会は、大切な神の体として愛する人々によって守られ、
形成されてきました。一年一年の歩みが教会の歴史を形成していくものですが、その歴史が少しずつ変
化していることを感じています。私たちの教会には戦後復興の汗と信仰から生まれる希望の鼓動が躍動
しています。人々の出会いと祈りの場である教会は、原爆によって一瞬のうちに失われました。
しかしそのの再建のために残された教会員と支援者たちの祈りと創造を超えた努力によって現会堂は建
てられました。この会堂は、平和と愛と自由を求め続けながら小さな歩みを続けてきました。今では、
再建のために働かれた方々も少なくなり、残された方々の礼拝出席も困難な状況になりました。しかし
それでもこの会堂は精一杯その働きを進めてきました。この会堂の存在をそのようなものとして生かし
続けることが私たちの教会の大きなミッションであることと認識し続け、生かし続けたいものです。
教会の方々のご家族の入院が続いていますが、共に神様の癒しを祈りたいと思います。また、KOさん
が入院、手術を受けられましたが、一日も早い回復を祈り、共に礼拝を守る時を求めたいと思います。
教会学校は毎週続けることができました。特にここ数か月は高校生が毎週出席され、Nさんとの学びの
時を持ち、礼拝に出席されています。大きな喜びです。この高校生の礼拝出席により、牧師の説教が少
し配慮されるようになりました。
Sさん、Kさん、Nさんが礼拝出席できないでおられますが、神様の祝福を祈り続けたいと思います。
長本さんが清鈴園委員に就任されました。西中国教区の大切な働きの一つがNさんによって教会に集う
人により詳しく伝えられることを心から感謝します。残念なことは、教区の性差別委員会の活動が始め
られず、委員として選ばれていたIさんの働きが求められなかったことです。
めぐみ幼稚園の歩みは園長をはじめとして保育者達が子どもたちと豊かな関係を築いていることを心か
ら感謝です。
広島県の監査があり、牧師が理事長としての働きを怠けていた分、厳しい指摘がなされました。理事長
の働きをもう少し充実させなければと考えております。
また耐震については、行政から耐震診断すらしない園には補助金のカットなども考えられるとの姿勢か
ら、幼稚園にとっては少し大変でしたが、教会の支援を得て耐震診断を行うことができました。結果、
建て替えまでは必要なく、補強工事で済むようですが、600万円の工事になります。大きく頭を悩ま
すところであります。
牧師の公益財団法人全国教誨師連盟副理事長の働きが忙しく、毎月上京しなければならないような状況
にも拘わらず、新しい方々が加えられその働きが支えられていることは、教会の祈りによるものと、ま
た神の大きな支えを覚えます。
-西中国キリスト教社会事業団と歩んだ道-
Ⅵ.教会活動総括案
2018/04/28