医療・福祉関係研究文献目録
このページでは、医療・福祉関係の論文等、主に日本語学の方面からの先行研究をまとめています。漏れなどもあると思いますが、岩城裕之，今村かほる，武田拓，友定賢治，日高貢一郎「医療・看護・福祉・災害と『方言』―研究の全体像とその歩み―」『方言の研究８』（ひつじ書房）と連動しています。
| 著書・論文 |
森 納(1988)『とっとり言葉―あるザイゴ医者の覚書―』自家版 横浜礼子（1991）『病む人の津軽ことば』青森県文芸協会出版部 稲福盛輝編（1992）『医学沖縄語辞典』ロマン書房本店 黒岩卓夫・横山ミキ（1993）『医者が集めた越後の方言集～お年寄りの心を聴くために～』考古堂 後藤典子・山上龍子・高木裕子・渡辺文生・佐々木範子・趙恩嬉・林美和（1997）「留学生に対する方言教材開発の試みー山形市における地域語を基礎としてー」日本語教育学会編『平成9年度日本語教育学会春季大会予稿集』 徳川宗賢（1999） ｢ウエルフェア・リングイスティックスの出発｣『社会言語科学』2(1) 大分保健医療方言研究会（2001）『大分保健医療方言集』自家版 日高貢一郎（2002）「医療・福祉と方言学」『21世紀の方言学』国書刊行会 飯田女子短期大学看護と方言を考える会編(2002)『対話に役立つ 飯田下伊那の方言集』青山社 横浜礼子（2003）『介護学生のための 三つの津軽ことば』路上社 日高貢一郎(2005)「医療・福祉と方言」『事典 日本の多言語社会』岩波書店 小林隆（2007）「方言機能論への誘い」小林隆編『シリーズ方言学3 方言の機能』岩波書店 日高貢一郎(2007)「福祉社会と方言の役割」小林隆編『シリーズ方言学3 方言の機能』岩波書店 吉岡泰夫(2007)『医療における専門家と非専門家のコミュニケーションの適切化のための社会言語学的研究』日本学術振興会科学研究費補助金研究成果報告書 日高貢一郎(2008) 「看護・福祉と「方言」の役割」『地域学』第6巻 弘前学院大学地域総合文化研究所 岩城裕之・今村かほる(2008)「看護と方言 今，なぜ方言なのか」『ナーシング・トゥデイ』10月号 日本看護協会出版会 岩城裕之(2009a)「医療現場で利用できる方言データベースの開発」『呉工業高等専門学校研究報告』(71) 岩城裕之（2009b）『保健・医療・福祉のための方言データベース』URL: http://cgi.mediamix.ne.jp/~k3236/cgi-bin/index.html 今村かほる(2009)「「コトバナサケ」がある環境を目指して 『方言』がもつ医療コミュニケーションの可能性」『看護学雑誌』73-6 医学書院 今村かほる(2010)「医療・福祉と方言」『地域学』第8巻 弘前学院大学地域総合文化研究所 後藤典子（2010）「介護保険施設利用者と留学生の会話の分析―山形地域語の理解を中心として―」『山形短期大学紀要』42 村田和代，大塚裕子，森本郁代，オストハイダ・テーヤ，坊農真弓，渡辺義和（2010） 「第24 回研究大会ワークショップ 持続可能な社会の実現に向けて私たちのできること―ウエルフェア・リングイスティックスを目指して」『社会言語科学』12(2) 野山広（2011）「ウエルフェア・リングイスティクスの可能性について考える―調査における研究者と当該コミュニティとの関係性という観点から―」社会言語科学会第28回大会発表論文集 今村かほる（2011a）「医療と方言」『日本語学』30-2 明治書院 今村かほる（2011b）『東北被災地の医療関係方言語彙』（試作版）自家版 今村かほる（2011c）「方言をめぐる医療コミュニケーションの在り方」『週間医学界新聞』第2926号 http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02926_03 信州短期大学佐久地域文化研究センター編（2011）『佐久地方で使われている方言』信州短期大学佐久地域文化研究センター 八木橋宏勇(2011)「地域医療の実態 津軽弁と地域医療崩壊」『日本の地縁と地域力―遠隔ネットワークによるきずな創造のすすめ―』ミネルヴァ書房 山浦玄嗣（2011）「医療現場とことば」『日本語学』30-2 明治書院 吉岡泰夫(2011)『コミュニケーションの社会言語学』大修館書店 今村かほる(2012a)「看護・福祉の現場と方言の今後―教材開発の必要性―」『弘学大国文』38 今村かほる(2012b)「東日本大震災と方言―これから，あるいは今，できること―」『地域学』第10巻 弘前学院大学地域総合文化研究所 岩城裕之（2012a）「医療従事者のための方言の手引き」『日本語学』31-8 明治書院 岩城裕之編（2012b）『医療・看護・福祉と方言―臨床方言学序論―』日本学術振興会科学研究費補助金研究成果報告書 後藤典子（2012）『聞いて分かる 介護の山形ことば』東北文教大学短期大学部 小林隆・中西太郎・田附敏尚・川越めぐみ・津田智史・魏ふく子・坂喜美佳（2012）「東日本大震災と被災地の方言」『日本語学』31巻6号 竹田晃子（2012a）「被災地域の方言とコミュニケーション」『日本語学』31-6 明治書院 竹田晃子（2012b）『東北方言オノマトペ用例集』国立国語研究所 東北大学方言研究センター（2012）『方言を救う,方言で救う－3.11被災地からの提言－』ひつじ書房 今村かほる(2013a)「災害と方言―医療・看護・福祉現場におけるコミュニケーションを中心に―」人間文化研究機構連携研究プロジェクト シンポジウム「大災害と人間文化研究」口頭発表レジュメ 今村かほる他(2013b)「東日本大震災派遣医療関係者を中心とした方言コミュニケーションの問題と効用」『第97回日本方言研究会発表原稿集』 今村かほる(2013c)災害と方言―医療・看護・福祉現場におけるコミュニケーションを中心に―,人間文化研究機構連携研究プロジェクト シンポジウム「大災害と人間文化研究」口頭発表レジュメ 岩城裕之他(2013)「災害時・減災のための方言支援ツールの開発」『第97回日本方言研究会発表原稿集』 小林隆・田中宣廣・櫛引祐希子・竹田晃子（2013）「社会言語科学会第30回研究大会ワークショップ報告「つなぐ言葉としての方言－被災者・支援者・そして研究者－」『社会言語科学』15巻2号 今村かほる(2014)「医療・福祉と方言」『言文』61 立川和美（2014）「高齢者介護活動に向けた方言教育に関する一考察 -茨城方言をめぐる留学生の実態-」『流通経済大学社会学部論叢』第24巻2号 友定賢治（2014）「臨床方言学」の確立に向けて」『人間と科学 県立広島大学保健福祉学部誌』14巻1号 大野眞男（2014）「被災地で言語研究者のできることー研究の対象から共に生きる関係へー」『多文化・共生コミュニケーション論叢』9 大野眞男・小林隆編（2015）『方言を伝え-3.11東日本大震災被災地における取り組み-』ひつじ書房 今村かほる（2015a）「語りの会 発信！方言の魅力」大野眞男・小林隆編『方言を伝える-3.11東日本大震災被災地における取り組み-』ひつじ書房 今村かほる（2015b）「医療・福祉と方言 -応用方言学として-」『方言の研究』１ 今村かほる・友定賢治・日高貢一郎・岩城裕之・武田拓（2015）「第34回研究大会ワークショップ 災害時の医療・福祉現場における方言の問題と支援―東日本大震災から学ぶ減災のための方言支援ツール―」『社会言語科学』17—2 植田栄子（2015）「診療コミュニケーションにおける擬音語・擬態語の使用傾向と効果的運用について」、日本ヘルスコミュニケーション学会雑誌2015, 6(1): 53-67 櫛引祐希子（2015）「方言を撮るー方言研究と映像の出会いー」『方言の研究』1 後藤典子（2015a）「医療・介護現場の方言を外国人はどう理解するかー他地域出身日本人と比較してー」『日本語教育』161 後藤典子（2015b）「医療・介護のための山形方言検索の工夫」『日本語教育方法研究会誌』22—１ 櫛引祐希子（2016）「老いと孤独に寄り添う方言-東日本大震災高齢被災者へのインタビュー」『明治安田こころの健康財団 研究助成論文集』51号 豊間根岬・沼里真優美・山本徳明（2016）「認知症高齢者のレクレーションに取り入れた方言カルタの効果」『日本精神科看護学術集会誌』59—1 今村かほる・二階堂整・岩城裕之・松田美香（2017）「熊本支援方言プロジェクトを振り返って」日本方言研究会編『日本方言研究会第105回発表原稿集』 齋藤敬太（2017）『東北地方の外国人住民のための「くらしの方言集」』 http://saitokeita.web.fc2.com/hougenshu/ 松本敏治（2017）『自閉症は津軽弁を話さないー自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解くー』福村出版 竹田晃子（2018）「災害時の地域言語（方言）と コミュニケーション」,日本語教育学会・2018年秋季大会一般公開プログラム 「外国人住民と共に考える安心安全な町づくり-日本語教育から見たリスク・コミュニケーション-」http://www.nkg.or.jp/news/8136 に掲載 江田仁海・市川彩子・阿波谷敏英（2018）「医療現場における高知の方言集の作成と有用性の検討」『高知県医師会医学雑誌』23—1 小林隆（2018）「震災と言葉―被災地にとっての方言とは何か？―」東北大学教養教育院編『東北大学教養教育院叢書「大学と教養」2 震災からの問い』東北大学出版会 小林隆・坂喜美佳（2018）「社会支援と方言語彙」小林隆編『シリーズ日本語の語彙8 方言の語彙―日本語を彩る地域語の世界―』朝倉書店 山田雄紀・加藤博之・前田友子（2018）「『和歌山県の方言』を題材にしたオリジナルカルタ作製による成果」『精神科看護』45—10（通巻313号） 小林隆・今村かほる編（2020）『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 友定賢治（2020）「福祉社会と方言」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 岩城裕之（2020）「医療における方言の課題」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 今村かほる・岩城裕之（2020）「介護における方言の課題」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 津田智史・小林隆（2020）「災害と方言をめぐる課題と指針」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 二階堂整（2020a）「災害時における研究者間の連携」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 村上敬一（2020）「支援者向け方言パンフレットの作成」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 櫛引祐希子（2020）「仮設住宅における方言支援活動」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 半沢康・本多真史（2020）「災害からの復興期における行政と方言研究者の連携」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 後藤典子（2020）「日本語教育における方言の課題」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 中島祥子・今村かほる（2020）「外国人医療・介護従事者と方言」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 武田拓・岩城裕之（2020）「言語サービスの国際比較」『実践方言学講座 第3巻』くろしお出版 二階堂整（2020b）「熊本支援・方言プロジェクトを振り返る」坂口至教授退職記念日本語論集刊行会編『坂口至教授退職記念 日本語論集』私家版 田中宣廣（2020）「メッセージの中の方言活用」半沢康・新井小枝子編『実践方言学講座 第１巻』くろしお出版 |
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| WEB SITES |
東北大学方言研究センター https://www2.sal.tohoku.ac.jp/hougen/ 今村かほる方言研究チーム 医療・看護・福祉と方言 http://hougen-i.com 福岡女学院大学 熊本支援方言プロジェクト https://www.fukujo.ac.jp/university/kumamoto_project/ いわて日本語学習サイト”いわて”を話そう https://www.iwate-resource-bank.jp/nihongo/ |
| 科研報告書 |
科学研究費補助金 基盤研究（Ｃ）「地域に即した看護コミュニケーションのための基礎資料の作成」研究成果報告書 2012年 報告書を見る サイズ：3.5MB |