ダウンロード.
Version | 1.00 | |
公開日 | 2009/07/04 | |
ファイルサイズ | 1545kB | |
ファイル名 | jsstaff100.zip | |
形式 | zip書庫 |
概要.
JPEGファイルの内容解析と、JPEGの圧縮符号化の機能を出来るだけ自由に使うためのアプリケーションです。
画質とファイルサイズのバランスを調整したい場合などに使えます。
マニアックな機能が多く、使う人にJPEGや画像圧縮に関する知識を要求しますので、万人向けではありません。利用にはJPEGに熟知していることが必須です。
インストール/アンインストール.
インストール.
インストーラは付属していません。
アーカイブを解凍して適当なディレクトリに入れて使ってください。必要であればショートカットを作成してください。
アンインストール.
アンインストーラも付属していません。
インストールしたディレクトリごと削除してください。ショートカットを作成した場合は忘れずにショートカットも削除してください。
iniファイル、レジストリ、DLLなども使っていません。
改版履歴.
- …機能追加.
- …仕様変更.
- …バグフィックス.
Version | 日付 | 変更点 |
1.00 | 2009/07/04 |
|
今後の予定.
- 可逆変換(スペーシャル)の実装。
- JPEG保存ウィザードの、スキャンの詳細設定の操作性向上とエラー処理の実装。
- マーカ構造の詳細解析の実装。
- 目標符号量を設定した符号化。
- 12bit精度DCT方式の実装。 ←画像の入出力が問題、スキャナが欲しい
- RSTmマーカを利用したエラー回復。 ←本気か???
実装予定のない機能.
下記の機能は、実装するつもりがありません。使い道がないと予測しているのが主な理由です。作者の知識や能力の点で、実装の難しいものも含まれます。
- HM。
- 算術符号化。
- 自由なフォーマットでの色間引き。
ひとこと
Ver. 1.00
JPEGっていまでは枯れた技術なのに、使われていない機能がけっこうあったり、誤解もそれなりにある様に思います。そこで私の知識と能力で可能な範囲で、JPEGの機能を出来るだけ実装したアプリを作ってみました。
どの程度実用になるのか、まったく未知数ですが(^^;
本アプリで、いろいろなアプリや機器でエンコードされたJPEGを見てみると、ときどきおもしろいファイルが見つかります。たとえば、
- デジカメ付属アプリで編集されたらしいファイルには、Exifで規定されたマーカの前にCOMマーカが入っていることがある(Exif規約違反!)。
- Adobeのアプリでエンコードされたファイルは、正体不明のAPPnマーカがいっぱい埋め込まれている。
- Adobeのアプリでプログレッシブ符号化されたファイルは、同時にハフマンテーブルの最適化も行われている。
- Nikonの一部のデジカメが生成したファイルには、量子化テーブルが3つ記録されているが、テーブル1と2は内容が全く同じ。しかもテーブル2は使われていないので、ただの無駄。
などなど...
ネットで検索していると、「プログレッシブ符号化すると圧縮率が若干良くなる」などという誤解を見ることがあります。プログレッシブ符号化を単体で行うと10%程度、シーケンシャル符号化より圧縮率が悪くなることが知られています。その一方、ハフマンテーブルの符号化は10〜20%程度、圧縮率が良くなるようです。おそらく、上記3番目の項目に該当するファイルだけ見て誤解されたものと思われます。
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