今までに使用したPC周辺機器レビュー、2006年版。
おしながき
MA-G11S.
(チルトホイールマウス、サンワサプライ社製)
臨時に使用していたサブマシン用のマウスM-DWURまで壊れてしまいました。マウスの使い方が荒いわけではないのですが、マウスカーソルがぶるぶる震えるだけでまともに動かせなくなってしまいました。光学式マウスの壊れ方って2とおりしか経験がないのですが、1つはMFB04と同様にスイッチが効かなくなるケース。これはスイッチにも物理的に寿命があるので、仕方ないところ。もう1つは、今回壊れたM-DWURと同様にブルブルするケース。これは以前に使っていた別のサンワサプライ社製マウスでも経験しました。なぜかメーカーが違うのに同じ症状が起きます。
で、代替品として急遽購入したモノ。ノートのようにポインティングデバイス内蔵でないデスクトップなので、マウスなしではPCが使い物になりません。
やっぱ横スクロールが出来るのがいいよねー って思ったのですが、横スクロールのための機構ってチルトホイール/ダブルホイール/マジックボール(トラックボール)くらいしか見たことない。今回は手っ取り早く入手できるもの、ノートでも使いやすい携帯性ということも考慮して、これになりました。一般的なチルトホイール付き5ボタンマウスです。チルトホイールは初体験。そんでもってチルトホイール/ダブルホイール/マジックボールすべてを体験したことに。
サンワサプライ社のサイトを見ればわかるように、グランツHSシリーズには3種類の大きさがあります。デスクトップオンリーでの使用なら迷わず手にフィットする大きさの大型を選択してましたが、今回購入するマウスはノートでの使用も考慮して中型を選択。これでもM-DWURよりやや高さがありますが、手のひらよりは少し小さいくらい。左右非対称で、右手での使用しか考えられていません。Logitechのマウスにも似たような形のものがありました。
初体験のチルトホイールの印象は、「意外と扱いにくい」。スクロールの量を調節する手段がホイールを傾けている時間だけだし、指で左右に傾ける動作そのものが難しく、傾けるつもりでクリックしてしまったりと、誤操作が多くなってしまいました。最初にチルトホイールを作ったマイクロソフトは横スクロールの手段について、トラックボールも含めていろいろ試した末にチルトホイールにしたという記事を見たことがありますが、マイクロソフトの判断を疑ってしまうくらいに扱いにくく感じます。
ホイール回転のクリック感、左右ボタンのクリック感は、若干重め。腱鞘炎になりそうなほどではないですが、しっかりしたクリック感です。
その他には、USBプラグにキャップがついていたり、そのキャップはケーブルと紐でつながっていて紛失しないよう配慮されていたり、ケーブルのUSBプラグ側にフェライトコアのノイズフィルタが付いていたり、ケーブルが細めだけど耐久性のあるものが使われてたりという特徴があります。
実売価格\1,980なので、コストパフォーマンス高いです。
(2007/02/15 追記)
付属のマウスドライバもインストールしました。特に際立った特徴はないように思いますが、マウスポインタを画面の外に移動させると反対側から出現するように設定できたり、第4/5ボタン+ホイール回転にも動作を割り当てることが出来たりという機能は他にはないかも。マウスポインタがスクロールバー上にある時は特別なデザインのポインタに変るのですが、このポインタのデザインがダサくてホットスポットがどこにあるのかわかりにくい点は改善して欲しいです。ポインタのデザインを変更しても、このスクロールバー上にある時のデザインは変更されないので、なおさらです。
(2007/03/01 追記)
付属のマウスドライバをインストールすると、M-DWURのサブホイール回転と違って、ホイールのチルトはカーソル左右移動ではなく、正しく左右スクロールになります。そのためキー入力を受け取らない画面コンポーネント(DatePlusの画像表示エリアとか)でも横スクロールできます。
Copyright 2005-2022, yosshie.