今までに使用したPC周辺機器レビュー、2007年版。
おしながき
USB2-W31RW.
(メモリカードリーダ、I・O DATA社製)
ひとことにも書いたようにメモリカードリーダIR-USB2が不調になりました。Windowsから認識できなくなったり、メモリカードを認識できなかったり。CFもSDもです。そのため替わりのものを探した結果がこれです。
探していたときの条件はつぎのとおり。
- USB2.0接続
- CF type2、SD、SDHC、microSDが使える
- CF、SD、microSDのスロットがすべて同じ面にあり、変換アダプタなしで使える
- ドライブベイ内蔵
すべての条件を満たせる製品がなかったので、最後の条件は妥協してしまいました。
この製品の詳細はメーカーサイトで確認していただくとして、ファームウェア更新が可能な点などは魅力的な特徴です。ただハイスペックなだけに、DeoDeoでの購入価格は\3,480と少々高め。
アクセス速度も気になるので、一応ベンチマークしてみました。ただし比較対象は絶不調のIR-USB2しか持っていません。それでもCFだけは測定できたので、一応掲載します。microSDはアクセス不能になり測定できませんでした。全般にちょっとだけIR-USB2より速いようですが、体感できるほどの差でもなし。まだまだメディアの方が遅いようですね。
USB2-W31RW | IR-USB2 | |||||
メモリカード/HDD | READ | WRITE | FILE COPY | READ | WRITE | FILE COPY |
inx : INX-MCSD2GPN | 7.888 | 2.766 | 0.971 | |||
SanDisk : miniSD 16MB | 1.263 | 0.875 | 0.431 | 1.208 | 0.847 | 0.421 |
ハギワラSYS-COM : HPC-CF128Z | 6.525 | 2.227 | 0.720 | 5.694 | 2.070 | 0.654 |
(単位はMB/sec)
唯一の欠点はアクセスランプかもしれません。メディア挿入で点灯、アクセス中は点滅と説明されていますが、実際にはベンチマークのようにアクセスが集中するとほとんど消えっぱなしになります。アクセスしているのか否かわかりにくいことがあるくらいでしょうか。
それとSDカードの抜き差しがわりと固めです。明らかに他のスロットより余裕がなく、キツイ感じがします。
その他は特に気になるところなし。
INX-MCSD2GPN.
(microSDカード、inx JAPAN社製)
2007/07はじめに入手したP904i用にmicroSDを購入しようと、ネットで調べて選んだのがこれです。P904i購入時に「同時に購入するなら安くできる(\4,000だった)」と別の製品を勧められたのですが、メーカー製とはいえろくに調査もしてなくて特徴のわからない製品だったので、その時は購入しませんでした。
これは楽天ショップの「やるCAN」で購入。価格は\4,817。特徴は以下のとおり。
- SDの最大容量2GB(これ以上はSDHCでないと不可)。
- 著作権保護SDMI準拠。
- JIS7級の防水。ちなみにJIS7級は「水深1メートルに30分沈めても水の浸入した形跡がないこと」と表現されているようです。
- 転送速度12MB/s(論理最大)。
防水とSDMI対応だけなら他にもあるのですが、転送速度もそこそこ速くて価格もそれなりに安いとなると、他に見つかりませんでした。
ミュージックプレーヤとしても使いたいならmicroSD必須だし、池ポチャしてもバックアップしたデータは復旧可能だし、2GBもあれば携帯電話で使わなくなってもPCやデジカメで使い回せるかなということで、上記の贅沢な要望は一応すべて「なんとなく」でなく検討した結果のスペックです。
メディア本体は文句なしなのですが、付属品は良くありません。
SD/miniSDへの変換アダプタが2種付いているのですが、これらはmicroSD→miniSDの変換アダプタと、miniSD→SDの変換アダプタです。SDのスロットで使おうと思うと、microSD→miniSD→SDと2つのアダプタを併用する必要があります。接触不良の原因を増やしているだけの構成なので、miniSD→SDの変換アダプタの替わりにmicroSD→SDの変換アダプタがある方が好ましいと思います。
メディアと変換アダプタのケースも、SDサイズのものが1つ保持できるだけの構造なので、メディアは2つの変換アダプタに装着しないと使えません。SanDiskのように、それぞれが別々に保持できる構造の方がだんぜん使いやすく感じます。
HDBENCHで測定したアクセス速度は以下のとおり。P904i激遅です。最初はHDBENCHが死んだのかと思いました。リーダライタとの相性もあるかもしれませんが、I・O DATA USB2-W31RWに替えても12MB/sにはとどきません。それでも安物よりは速いかも。
リーダライタ | READ | WRITE | FILE COPY |
FOMA P904i + BN-3GD-CT | 0.518 | 0.802 | 0.376 |
I・O DATA : USB2-W31RW | 8.180 | 3.056 | 0.986 |
(単位はMB/sec)
inx JAPANという聞き慣れない社名なので本当に使えるのか心配でしたが、今のところトラブルなし。ただし付属品には期待できません。
BN-3GD-CT Rev.01.
(FOMA&Softbank用USB通信・充電ケーブル、Planex社製)
2007/07はじめに、P904iに乗り換えるつもりで先にUSBケーブルだけ購入してしまいました。DoCoMoのサイトで、純正の「FOMA充電機能付USB接続ケーブル 01」だと通信・充電両方が可能なことを確認していたので、サードパーティーにも似たような物がないかなと探した結果、たどり着いたのがこれです。
近くのDeoDeoで\1,580購入。在庫もありました。特徴は以下のとおり。
- パケット通信、64kデータ通信、データ転送すべてに対応。
- 充電も可能。
- 充電をON/OFFするスイッチ付き。
- DC-DCコンバータがFOMA側コネクタ内にあるのでコンパクト。
DoCoMo純正品や他のメーカー製の似たようなものは、ケーブルの中間にでかいDC-DCコンバータがあるので、実際に使うと邪魔そうです。携帯電話に使われているLiイオンバッテリは充電回数で寿命が決まるらしいのですが、通信・データ転送したいだけなのに充電までされてしまうようだと無駄にバッテリの寿命を短くしそうなので、充電機能のON/OFF出来るものを探していました。
実際使ってみると、moperaでのパケット通信もドコモケータイdatalinkとのデータ転送も、なんの問題もなし。64kデータ送信は試していませんが、完全に純正の「FOMA充電機能付USB接続ケーブル 01」の替わりに使えています。
この手のケーブルの中ではイチオシでは。
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