今までに使用したPC周辺機器レビュー、2018年版。
おしながき
REALFORCE R2 S (R2S-JPV-IV).
(日本語配列108キーフルキーボード、東プレ社製)
今まで私的には「究極」だけと高価で手が出ないと思っていたキーボードです。昨年末にモデルチェンジした新作R2シリーズの、静音モデルです。今まで使っていたSKB-SL15も使っているうちに欠点が気になって我慢ならなくなってきたので、今回のPC一新の機会にとうとう買ってしまいました。
安物なら\500から存在するフルキーボードですが、ドスパラで\24,040でした。今まで購入してきたキーボードとも、桁が違います。さすが高価格だけあって、箱からして真っ黒に白と赤のみの高級感あるものです。
ケーブルを束ねているバンドにまで「REALFORCE」の文字が入っています。高級感ちがいます。
ケーブルは側面と背面中央の3個所から引き出せるように、底面に溝が用意されています。
これまでのキーボードでもこだわってきたとおり、もちろんステップスカルプチャーです。
静音タイプだけあって打鍵音はわずかです。底まで打ち込んでも「コン」という感じではなく、固めのゴムでもあるような「ポコ」という感触です。しかしメンブレンタイプのようなぐにゃぐにゃした感触はありません。
安物キーボードやノートPCなどを使うことも多いので最近は薄いキーボードを使うことも多いのですが、この製品はそれなりに本体もキートップも高さがあります。キーストロークも当然大きめです。そのため昔の端末や、8/16ビット全盛時代のPCのキーボードを使っているような感覚があります。
キーボードの高さ・キートップの高さ・キーストロークは互いに関連して使いやすいところが決まりますが、薄くなったものが多い今、昔と同じ高さにこだわることもないと思います。ここは時代の変化に合わせてもっと薄くしたほうが良いと思います。
フルキーボードなのにFnキーがついています。Fn+他のキーでショートカットが使えます。ブラウザ/メーラの起動、メディアプレイヤーのコントロールのほか、キーボード上のLED4つの色と明るさを変更する機能まであります。色は7色、明るさは3段階ですが、明るさはあまり変化しないように感じます。
このFnキーは一般的なキーボードのメニューキーの位置にあります。メニューキーはFn+右ALTに配置されていますが、ソフトによってはこのFn+右ALTが効かないこともあります。メニューキーとFnキーは別に用意してほしいところです。
本体の重量は1.4kgと重いです。紙ペラ1枚の説明書にも鉄板入りとかの説明はありませんが、おそらく補強用の鉄板が入っていそうです。
液体をこぼしても排出するような構造にはなっていません。水濡れ厳禁です。うっかりやってしまうような人は、他の製品を選んだほうがよいでしょう。REALFORCEは一般人には高価ですから。
仕事や趣味でハードに使うなら、おすすめです。しばらく使い続けたいので、ゲーム用には別にキーボードを用意したくなってきました。
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