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PCパーツ・周辺機器レビュー.

History.

過去のPC周辺機器レビュー 2016.

 今までに使用したPC周辺機器レビュー、2016年版。

おしながき

SKB-SL15

(USBキーボード、サンワサプライ社製)

 今まで愛用してきたキーボードSKB-MK1にもいろいろと問題が出てきました。経年変化と汚れで黄ばんできたり、F7が取れて応急処置で治していたり。ここらで買い替えてみるかと。
 過去同様にシンドリカル配列のものを探していたですが、手ごろな価格ではエレコム「TK-DUX30」くらいしか見つかりません。でもこれはキーの刻印が英数字のみでカナがないので却下。私はカナもブラインドタッチしますが、たまに忘れて探したりすることもあるので、カナの刻印も必要です。ローマ字入力? はあ? 日本人ならカナくらい覚えて当然でしょう。
 また今までは白系統の色に統一していましたが、これは今PCを置いている机が白だから。この机は幅1200mmで狭く感じていましたし、長年使用した安物なのでこすれて合板の端のほうが剥げて汚くなってきました。机もネットで物色してみたら、次に買うなら木のナチュラルな色合いのがいいかなーと。ならもう白より黒系統のほうかしっくりきそうなので、白にこだわるのはやめることにしました。
 近所のEdionに行ってみると黒のみ在庫がありました。ラインナップとしてはシルバーもあるのですが在庫はなく、またキートップが黒で本体が銀というビミョーすぎる組み合わせなので、黒でいいかと。\2,000程度でした。マウスより安い。
 新製品ではなく、結構前からある商品のような気がします。


 特徴は2点。フルキーボードにしては珍しくパンタグラフです。キーストロークが浅めで、シンドリカルでなくフラットなので、まさにノートPCと同じです。本体も通常のキーボードより薄く感じます。キーそのものはメンブレンなので、ポコポコした感触で、完全に押し下げないと反応してくれません。メカニカルキーだと完全に押し下げる少し手前で反応してくれるので軽くたたいていても大丈夫なのですが、乗り換えるには少し慣れが必要になりそうです。パンタグラフキーなのでおおむねタッチは安定しています。が、残念なことに、一部のキーがパンタグラフではないようです。CTRLとTABは、キーの端っこを押してみると斜めに押し下げることができてしまうので、たぶん違うでしょう。その他のキーはテンキー部も含めてパンタグラフのようです。

 もう1つの特徴は、本体の塗装がUV塗装とかいう、ちょっと高級な塗装であること。結構つやがある感じで、見た目は安っぽくありません。このUV塗装は本体上面だけです。キートップは普通のキーボードのように擦りガラスのような細かいざらつきのある加工で、ツートーンが見た目にもさりげないアクセントになっています。

 ゲーマーにはnキーロールオーバー対応は必須ですが、サンワサプライ社製のキーボードは、本製品も含めてほとんどが6キーまで対応しているようです。6キーではキーボードを左右に分けて2人で操作するようなゲームは無理かもしれませんが、1人で操作するゲームならたいていは大丈夫なはずです。

 残念に感じたのは、本体右上にあるNum Lock/Caps Lock/Sroll LockのLED。これが節操なく明るいので、目障りです。右の写真でも飛んじゃっていますね。キーボードというユーザと距離が近いものだけに、モニタを見ていても視界の端っこに入っただけで、ちょっとまぶしく感じます。
 写真ではわかりにくいのですが、このLEDは3個とも青色に光ります。青色LEDなのか、白色LEDの上に青のレンズをかぶせただけなのかは不明ですが。

 また、ケーブルを引き出す位置に工夫がありません。右上限定です。
 本体裏にケーブルを固定する溝があって、左右どちら側から引き出すか選べるようになっている商品も少なくないと思うのですが、この商品はそのような細工はありません。

 多少の欠点はありますが、買ってみて意外とお値段以上に感じてます。余裕があったらもう1つ予備に買っておこうかなぁ。


(2018/09/04追記)
 長く使っているうちに気付いたのですが、反応しにくいキーがあったり、キーによって押したときの感触が違っていたりします。それにパンダグラフキーのはずなのに、端のほうを押しても反応しないキーがあったりと、キー個々の感触の違いが気になるようになってきました。
 なんのためのパンダグラフなのやら。プログラミングや文書作成などキー入力中心の作業中には、キーの感触のバラツキのせいでタイプし損ねていることも結構あり、使い続ける気にならなくなりました。

 使い続けてみると最初の印象はどこへやら。今では「良い買い物ではなかった」という評価です。


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