今までに使用したPC周辺機器レビュー、2023年版。
おしながき
WRC-X3000GS22023/09/05
(WiFiルータ、エレコム製)
今まで使っていたPA-WG1400HPが接続時しているPCでのみDNSサーバにつながらなくなるという謎な壊れ方をしました。DNSエラーが出ている間も、なぜかWiFi接続しているスマホは問題なし。AndroidスマホのDNSはどうなってるんでしょう?
スタティックIP接続なんて使うことはほとんどないので、DNSサーバにつながらないことにはほぼインターネットは全滅です。その前使っていたプラネックスのルータもですが、ルータはちょうど10年で壊れます。
その買い替えで候補に挙がったのが、これとI・O DATA製のWN-DAX5400QR。どちらも昨年発売のモデルですが、ちょうど欲しい機能・性能・価格のそろったモデルは今年は更新されないようです。WiFiルータもコモディティ化して面白みがなくなってきたので、こだわらずに近所で簡単に入手できるものにしました。購入価格は\11,000程度だったと思います。
以前購入したのはNECアクセステクニカの製品ですが、今回は候補から外しました。理由はNECがパワハラ体質の組織であることがわかったため。自分の立場を守るためにマウントの取り合いをしている人たちばかりしかいません。身内だけで勝手にやってるだけならいいのですが、業務に協力するためにやってきた社外の人まで巻き込むのはやめてくれ。そのうえ気に入らないと自分の立場を守るために人のせいにするし。もうNECには関わりたくないので、製品も2度と購入しません。社員同士で勝手にマウント取り合いしあってさっさと自滅してくれ。倒産して皆路頭に迷うならなお良し。
閑話休題。
商品としては何のことはない普及価格帯のWiFiルータです。ざっと特徴をあげると以下のとおり。
- LAN/WANともギガビットイーサ対応。LANポートは4つ。
- WiFi6対応。2.4GHz/5GHz帯とも対応しているし、通信速度も574Mbps/2402Mbpsと十分。
- USB端子は無し。HDDやUSBメモリをつないでNASにするなどの追加機能はありません。過去購入したモデルでも使ったことがないので問題なし。
- 色が白/黒から選べる。
内容物はこれだけ。左上から順に、
- 本体。
- スタンド。縦置き/横置き両方に対応しています。
- ACアダプタ。コンセント直付けの残念仕様ですが、小さいのが救い。
- イーサネットケーブル。
- 木ねじ ×2。
その他は以下の紙類です。取説は含まれていません。必要ならメーカーサイトからダウンロードしてください。
- 製品情報。
- 簡単セットアップガイド。
- シリアルナンバーなどの印刷されたシール。
使ってみて気づいたのは以下。メリット/デメリットあります。
- 発熱が少ない。PA-WG1400HPは直接触れば暖をとれそうなくらいの発熱でしたが、本器はほんのり暖かくなる程度です。
- 設定用のページの動作が早い。PA-WG1400HP含めてこれまで使ってきたルータは何をしても数秒待たされましたが、本器は1秒程度の待ちしかありません。
- 外部(WAN)からの攻撃に対する対策がなさそう。まあ、何かそれっぽい機能を謳っていたとしても、どの程度効果があるのか疑問なのですが。
WiFiにMACアドレスフィルタリングがない。暗号化してあれば事実上十分という考えなのでしょうか。
セットアップはこれまでのモデルと同じく、すべて手作業でそれでも迷うことはありません。簡単セットアップ的な機能は使っていませんので、使い心地はわかりません。
通信速度も、特に足を引っ張るようなことにはなってなさそうです。測定サイトで計測すると、ダウンロード=300〜470Mbps、アップロード=180〜270Mbpsでした。我が家ではダウンロードで最高500Mbpsを超えたこともありますが、速度制限がかかると30Mbps程度になります。それでも不満を感じるほどのことはありません。
PC2台とスマホとAVアンプをつないでいますが、とりあえず問題も不満もなく使えています。
(2023/11/05追記)
購入から3か月ちょっとで壊れました。前日の夜まで何も問題なく快適に使えていたのですが、翌朝は何をしても一切応答なし。電源を入れなおすと起動中のままでいつまでたったも起動せず。リセットして工場出荷状態に戻しても、起動中から進まないのは変わりませんでした。管理画面にも入れないのでどうにもなりません。
購入したEDIONにもっていったら、その場で新品と交換になりました。ONUと接続するためにちょっと設定いじっているのですが、その設定を控えていなかったので、再度探しながら接続する羽目に。簡単に壊れた製品と同じものをまた使うことに若干抵抗はありましたが、新たに別の製品を購入すると時間もかかるので、今回は店の対応そのままに使ってみることにしました。
「MACアドレスフィルタリングがない」と書きましたが、ありました。管理画面トップから「セキュリティ」→「アクセスコントロール」です。ただし無線LANだけでなく有線LANまで登録しなければならない仕様です。現在はMACアドレス制限は不正アクセス対策として有効ではないので、一応できる程度の位置づけのようです。
(2024/01/07追記)
いったん電源を落として再度電源を入れると、起動後にインターネットにつながらない現象が起きました。再現性は100%ではなく、起きたり起きなかったりします。
私はWANアクセスモード(HOME > WAN & LAN > WAN)をPPPoEに変更して使っているのですが、つながらないときはこの設定がデフォルトの自動判定に戻っています。再設定&再起動すればつながるようになるので、今のところは再設定でしのいでいます。
EX-LDC162ABM2023/05/09
(モバイルディスプレイ、I・O DATA製)
ノートPCのサブディスプレイとしての用途を想定したLCDです。I・O DATA社のサイトにはこの製品の直リンは無いようですし、直販サイトio PLAZAでも扱いはありませんでした。特定販路向けの製品のためです。モノとしてはLCD-CF162XAB-Mと同じですが、こちらはすでに在庫限りとなっているので、入手が難しいかもしれません。後継品が既に発売されていますが、それらは中国製のLCDパネルに置き換えられています。中国製はまだ信用する気になれないし安い買い物とも言えないので、台湾製のパネルを採用している製品を選んでみました。また15インチパネルを採用した製品の中では最も本体サイズが小さかったのも(と言ってもわずか数mmの差ですが)、決定要因の1つです。
以下、主な特徴です。
- 15.6インチ、HD(1920×1080ドット)
- ISP相当のAHVAパネル。
- 入力はHDMIとUSB type-c(DisplayPort Alt Mode) *2。しかし映像入力として使えるのは1つのみ、もう1方は給電用。
モバイルディスプレイとして使うつもりではなく、メインマシンであるミドルタワーPCのサブサブディスプレイとしての購入です。既にEV-2781、EV-2436W-Zと使用中で3番目のディスプレイなので、大きさは必要なくちょっとしたものを表示出来ればそれで十分でした。13インチという選択肢もありますが、置き場所がぎりぎり15インチでも置けそうだったのと、13インチでは1.5倍に拡大しないと文字が読めないので、1.25倍でも何とかなりそうな15インチを選択しました。作業中に動画流したりするにもワイドだし大きさも十分です。がっつり見たいなら27インチも24インチも隣にあることですし。
購入したのはe-TREND楽天市場店、価格は税込み\24,800でした。GW直前の注文でしたが、注文から2日後には到着しました。
内容物は以下のとおり。写真には下2つは写っていません。
- ディスプレイ本体。
- ACアダプター。割と小型です。
- USBケーブル。長さ1.5m、端子は両端ともtype-C。
- HDMIケーブル。長さ1.5m、端子はHDMI/HDMIミニ。
- 携帯ケース。割としっかりしています。
- 取扱説明書。B5で4枚相当を折りたたんだ1枚もの。
以下、使ってみて気付いた良かったことです。
- 画質は意外ときれいだし、画面の明るさも十分。
- 視野角が広くて下から覗き込むような見方でも割ときれいで色の変化も少ない。
- HDMI接続でもオーバースキャンされず、映像全体がLCDパネルちょうどの大きさに表示される。(テレビじゃなくてディスプレイだから当然か)
- ベゼルが本当に狭い。持つときは本体下部のLCDの無い場所をつかむように注意が必要なくらい。
- 必要なケーブルなどが同梱されているで、すぐに使える。
- スタンドをたたむと面一になるので持ち運びで邪魔にならない。実際には私は持ち歩かないので「だろう」ですが。
次は欠点と感じたこと。
- 接続端子が本体左側面なので、ケーブルをつなぐと占有面積が増える。ライトアングルのケーブルに変えようかと思ったのですが、HDMIミニ/マイクロ端子でライトアングルの製品は存在しないようです。HDMIケーブルがごつくて曲がりにくいので、本体左は数cmのスペースが必要になります。本体裏面に凹みを設けて、その側面に端子を並べてあれば良かったのに。厚みが若干増えるかもしれませんが、コネクタが幅取るうえに出っ張るよりずっといいです。
- スピーカーを一応2つ内蔵しているらしいが、4cm程度しか離れていないのでモノラルにしか聞こえない。これなら1つにして価格抑えてくれても結構。何ならなくても十分。
- 電源スイッチがなぜか裏面にある。しかもただのスイッチではなくガラケーの十字キーのように、上下左右へ倒したりセンター押下可能になっていて、メニューとかもこれで操作する。裏面の右下端にあるので、手探りで探す羽目に。
- 電源LEDが右側面にある。誰に向かって表示しているんだ。なぜ正面にしなかった...
- VESAマウント非対応。サブディスプレイとして使いたいときは対応している方が扱いやすい。
- スタンドは後ろに向けて開くので、画面を上向きに傾けての設置しかできない。 垂直に立てたいが、底面だけで支えることになり不安定になる。
付属のACアダプタがUSB type-C端子での出力なので、スマホの充電にも使えないかなと思って試してみたのですが、ダメでした。スマホが認識してくれず充電されません。逆にディスプレイにスマホ用のUSB充電器をつないでみたのですが、「供給電力が十分でない」と表示される始末。この商品の消費電力は最大10Wなので、出力2AのUSB充電器ならちょうどと思ったのですが。
モバイルディスプレイとして使用するケースについては疑問な点もいくらかあるものの、それなりに考えられていると感じます。それ以外の使い方、特に私の様にサブディスプレイとしての使い方などは、まったく考慮されていないように感じます。購入前から想定してたことですが。
USB-NFC4S2023/4/29
(非接触ICカードリーダライタ、I・O DATA製)
Fericaその他の規格に対応した非接触専用のICカードリーダライタです。端子付きの接触型ではありません。今年発売されたばかりのモデルです。ずっと昔からNFCには興味があったのですが、スマホに内蔵されているものを除いて、実際に専用のデバイスを購入するのは初めてです。確定申告で電子申告の際にあると便利と思い、購入しました。(単に電子申告できればいいだけならNFC対応のスマホがあれば十分です)
購入したのは今回もコンプモト楽天市場店、価格は税込み\5,434でした。取り寄せだったので多少気長に待つつもりでしたが、1週間ほどで届きました。箱は120mm×115mm×27mmと小さく軽いです。
中身は以下のとおり。
- 本体
- カードホルダー
- 簡単な取扱説明書
本体はICカードより一回り大きいくらいですが、手前の部分が丸まって高くなっており、奥(USBケーブルが付いている方)が若干低くなっています。動作確認用のLEDは本体手前の上面左右に1つずつ、カードホルダを取り付けてICカードを挿した場合にICカードの左右に並ぶ位置についています。
USBケーブルは本体に直付けで、外せません。長さは1m、コネクタはtypeAです。
Windows10ではPCに挿すだけで問題なく認識されました。その他はドライバを別途インストールする必要があるようです。その他にI・O DATA社が用意しているソフトは診断ソフトくらいしかないようです。APIが公開されているので、興味のある人は何か作ってみるといいおもちゃにも意外な実用品にもなりそうです。
もちろんマイナンバーカードは問題なく認識でき、確定申告も問題なく出来ました。
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