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フローティングベスト・ライフジャケットの選び方
《フローティングベストは安全装備の必需品》
釣りにおいてフローティングベスト(ライフジャケット)は海へ転落したときの命綱です。着用していた場合の生存率は80%を超えるのに対して、未着用では50%以下(20%とも)です。
体力に自信があり泳いで助かりそうに思えても、服を着ていたり荷物があれば思うように泳げません。また高い桟橋では上がることも出来ません。危険をあげればきりが無く、何かあってからでは遅いのです。
と硬く考えずとも、フローティングベストは釣り用に収納力も高く、デザインもいいものが多いですから、ラインカッターや小物類を普段から入れておき、ちょっとした道具入れをそのまま着ていく感覚でいいのではないでしょうか。
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フローティングベストの種類と特徴
落水時に体を浮かせる目的で作られているライフジャケット。このフローティングベストのタイプは2種類あり、体を浮かせる構造には発砲素材が入った固定式と、落水時に膨らむ膨張式があります。
それぞれの特徴をみてみましょう。
固定式…ベスト内部に発砲素材が入っており、落水時に
体が浮く構造。
利点:ポケットなどが配置され機能的。発砲素材が入っているので安心感があります。
欠点:着ていてかさばりますし、やはり夏は暑い。
注意:チャックを閉め、股紐を付けましょう。落水時に脱げては意味がありません。
膨張式…ガスで内部の袋を膨張させ浮力を得ます。自動と手動のタイプがあります。
利点:着ていてもコンパクトなため動きやすく、目立たずスタイリッシュにできます。
欠点:袋に傷があれば空気が漏れ浮力が確保できない。
注意:膨らまないと効果がありません。ガスボンベや袋などを点検しておきましょう。
ルアーフィッシングの雑誌を見ると、スタイリッシュな自動膨張式のフローティングベストをよく見ます。しかし自動膨張式のフローティングベストは手軽なようで実は構造上注意点がたくさんあります。
その点、発砲素材が入っており体の浮く固定式のフローティングベストは、機能のチェックは見た目でも判断でき安心感があります。さすがに破れて浮力材が取れるほどでは買い替えが必要ですよね。
このことから最初は固定式のフローティングベストをおすすめします。
自動膨張式のフローティングベストについて詳しく知りたい方は、シマノのホームページに自動膨張式のフローティングベストについて詳しく書かれています
ので、そちらを参考にしてください。
※シマノHP
自動膨張式フローティングベストの基礎知識
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フローティングベストのチェックポイント
浮力
フローティングベストは浮かなければ話になりません。救命胴衣の性能要件は、小型船舶安全規則第53条に規定されています。これは国土交通省が定めており、水中で7.5kgの浮力を24時間確保(7.5kgは頭を出して浮かんでいるのに必要な浮力)できるものです。
この規則と同等の浮力があるかが性能のチェックポイントです。安い物でもこれだけは見ておきたいですね。
機能性
安全性の次は機能性。ポケットが配置され収納力の高い物がありがたい。丈の短い物は水につかって釣りをするためのもので、ポケットの配置が高いので使い
にくい。ルアーフィッシングには通常の丈を選びましょう。
その他、防水ポケットなどの機能も便利ですが、機能が増えると値段も増えてきます。
耐久性
耐久性もやはり値段に比例します。縫い目がしっかしりしているか。ファスナーは防錆性が高いか、塩噛みしにくいかなど。
フローティングベストとは本来命を守るもの。ですから浮力に関しては安心したフローティングベストを選びたいですね。機能性や耐久性は性能と比例して高くなりますので、予算と相談してください。
また、家族で釣りに行くときは大切な子供にも着用させましょう。子供用のフローティングベストもあります。
安全のために気をつけること
安全装備は大切です。その上で以下のことも気をつけて安全な釣りを楽しみましょう。
・遠い磯場などは2人以上で行く。
・天気が悪くなったら早めの避難。
・危険箇所や落水時に上がる場所など周りの状況確認。
・家族へ行き先を伝えておく。
・暑い日はこまめな水分補給。
など・・・安全を最優先し、無理をしないように。
フローティングベストのほかにも、磯靴も大切な安全装備です。
磯靴の選び方
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